引越しの見積もりは交渉ができます。交渉を有利にするためには、他社からも見積もりをとっておくことがおすすめです。「他社ではもっと安かった」と言って、他社の見積もりを担当者に見せることで、値下げしてもらえる可能性が高くなります。最初から1社に決めていると、競争原理が働かないので不利です。「1社に決めています、他社と比較するつもりはありません」と言うと担当者は「それなら少し高い料金を設定しても契約してもらえそうだ」と考えてしまうのでよくありません。

交渉を有利にするためには、コミュニケーション能力も必要です。とはいっても、それほど高い能力は必要ありません。挨拶をしっかりするとか、基本的な社会人マナーが身についていたらOKです。担当者に「この人は良い客だから値下げしてでも契約したい」と思わせられたら交渉が有利になります。荷物を整理整頓しておくことも大切です。持っていくのか捨てるのかよくわからない荷物があったとして、担当者はどっちかわからない場合には持っていくことを前提に料金をつけます。荷物がごちゃごちゃになっていたら、高めの見積もりをつけられる可能性があるので、しっかりと整理整頓して部屋をきれいな状態にしておきましょう。